北九州市制60周年記念「なつかしい暮らしと道具展」
- 施設
- いのちのたび博物館
- 期間
- 2023年10月14日 ~2023年12月03日
イベント情報
開催概要
会場
北九州市立いのちのたび博物館
〒805-0071 福岡県北九州市八幡東区東田2-4-1
TEL:093-681-1011
FAX:093-661-7503
開催期間
令和5年10月14日(土)~令和5年12月3日(日)
本展は、令和5年12月3日(日)をもちまして、終了しました。
たくさんのご来場ありがとうございました。
開館時間
9:00~17:00(最終入館 16:30)
休館日
会期中無休
料金
大人 | 高・大生 | 小・中生 | |
特別展 なつかしい暮らしと道具展 |
700円 (560円) |
500円 (400円) |
300円 (240円) |
セット券 特別展+常設展 |
1,100円 (900円) |
800円 (600円) |
300円 (240円) |
入場券はセブンチケットでもお求めいただけます。(セブンコード:102-918)
※ ( )は30名以上の団体料金
※ 未就学児は入場無料
※ 減免について(手帳等をお持ちの方)
下記の手帳等をご提示いただければ、無料でご覧いただけます。
館内サービスカウンターにお申し出ください。
(ア)身体障害者手帳をお持ちの方(1級~4級 : 本人と付き添いの方1名、5~6級 : 本人のみ)
(イ)療育手帳をお持ちの方(本人と付き添いの方1名)
(ウ)精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方(本人と付き添いの方1名)
主催
なつかしい暮らしと道具展実行委員会
(北九州市立いのちのたび博物館、東田ミュージアムパーク実行委員会、毎日新聞社)
後援
福岡県教育委員会
協力
一般社団法人豊前小倉織研究会、九州歴史資料館、
豊田市生涯活躍部博物館準備課、林 久美子(SILK LINE)
展覧会概要
私たちはかつて様々な道具を作り、工夫を重ねて、便利で快適な暮らしを追求し、また自然を有効に利用し、大変な手間をかけて、貴重な資源を大切に使い続ける暮らしを育んできました。
その後、高度経済成長に伴ってインフラ整備が進み、電化製品が登場して、便利で快適な暮らしが実現しました。一方で、大量生産・消費・廃棄の社会をもたらし、環境破壊や資源の限界が問題となった。今後はSDGsの考え方に基づき、「便利で快適な暮らし」と省資源・循環型の「持続可能な暮らし」を合わせて実現することが求められています。
今年市制60周年をむかえた北九州市は「SDGs未来都市」に選定されており、その実現に向けて様々な取り組みを進めています。本展では暮らしの道具のうつりかわりをたどり、便利で快適な暮らしがどのように追求されてきたか、またどのようにして持続可能な暮らしが実現されたか、合わせて見ていき、これからの私たちの暮らしのあり方を考えます。
見どころ
1 暮らしと道具のうつりかわり
私たち人間は自分の身体を使うだけでなく、様々な道具を発明し、使用して、多くのことを可能にしてきました。先人たちは道具を工夫・改良しながら、自然を大切に利用して、手間をいとわず、便利で快適な暮らしを追求してきたのです。
近代化や都市化が進行し、さらに高度経済成長が進み、私たちの暮らしは大きく変化しました。ガス・水道・電気が整備されて、それらを使う道具と暮らしが広がっていきました。電化製品をはじめ、プラスチックや化学繊維などの使用が急速に進みました。こうした暮らしの大きな変化は「生活革命」とも呼ばれました。
ここでは、私たちの暮らしの基本である衣・食・住の道具を集め、その変化の様子がわかるように並べました。ひとつひとつの道具にどのような工夫がなされているか、このような道具を使って、どのような暮らしが営まれてきたか、電化製品などが登場して、暮らしがどのように変わってきたか、見ていただきたいと思います。
2 北九州市誕生の時代と暮らし
今年は北九州市が市制60周年を迎えた記念の年です。北九州市が誕生した昭和38年(1963)当時の日本は高度経済成長期の真っただなかにありました。
その前後、ガス・電気・水道などの整備が進みました。台所は土間から板張りの床となり、かまどに代わって、ガスや水道が付いた流し台が取り入れられました。風呂は水を汲み入れ、薪をくべて湯をわかしていましたが、ガス給湯器などが使用されるようになりました。便所の多くは汲み取り式でしたが、下水道の整備が進んでいき、水洗便所に代わっていきました。長年使ってきた道具に新しい電化製品が加わり、それまでに培われた暮らしと、さらなる便利さや快適さを追求した新しい暮らしが共存していました。
ここでは、北九州市が誕生した、60年前の昭和38年(1963)にスポットを当て、木造和風家屋の居室と台所の暮らしを再現しました。北九州市の誕生当時に思いをはせながら、新旧の暮らしが共存し、その後大きく変化していく当時の暮らしを、前後の時代の関わりのなかで体感していただきたいと思います。
3 布にみる持続可能な暮らし
あらゆる人びとが地球上で暮らし続けることができる世界を実現するために、具体的に示されたのが「持続可能な開発目標」(SDGs)です。ここでの「持続可能」とは、「人間の活動が自然環境に悪影響を与えず、その活動を維持できること」を意味しています。
昔からある布は、自然物から糸を紡いで織り、着物に仕立て、それを仕立て直して長く使い、様々なかたちで再利用しました。小さな端切れも大切に取っておいて、衣類などの修理や補強に役立てました。最後は燃やした灰を肥料として利用しました。
また、修理や補強をおこなう際には、端切れを丁寧に選び、配置するなどの工夫をして、「用の美」と呼ばれる独特な美しさを実現しました。
ここでは木綿と絹を中心に、綿や蚕繭から糸を取り、布を織って、大切に使い続ける暮らしのあり方を循環型の「持続可能な暮らし」の一例として紹介します。
合わせて、何度も繰り返し使えることから見直されている風呂敷に注目します。様々な包み方を試しながら、風呂敷の魅力を知っていただきたいと思います。
4 体験展示コーナー
私たち人間は手足を使って様々な動きをしています。さらに様々な道具を使って、身体の動きを助け、できることを増やしてきました。「道具は身体の延長」という言葉もあります。そのため、見るだけではなく、触ったり、動かしたりしてみなければ、道具の意味を実感することは難しいでしょう。
そこで、今回の特別展では、実際に道具を体験できるコーナーを用意しました。様々な道具に触れ、使ってみることによって、その道具がどのような身体の動きを助け、広げているか、そのためにどういう工夫がなされているか感じていただきたいと思います。
今回の特別展では衣食住の暮らしと道具を中心に紹介していますが、ここにはほかにも、おもちゃやゲームなどの遊ぶ道具、タイプライターなどもあります。合わせて、お楽しみください。
イベント情報
講演会
※終了しました
日時:10月14日(土)13:30~15:30(13:00受付開始)
場所:いのちのたび博物館1階 ガイド館
講師:吉留 徹 氏(夏目漱石内坪井旧居館長、元下関市立豊北歴史民俗資料館長)
演題:「民具の可能性」
定員:先着200名(事前予約不要)
料金:聴講無料
講演内容:
人びとが日常生活のなかで使う道具は「民具」とも呼ばれ、歴史系の博物館の収蔵資料のなかでも大きなウェイトを占めています。
この講演は、長年下関市で民具の調査・研究・保存に取り組んでこられた吉留先生に、地域の歴史を知るうえでの民具の重要性、収集や保存に関する現状と今後の課題などについてお話しいただき、民具の持つ可能性を考えます。
学芸員によるギャラリートーク
担当学芸員が特別展の見どころを解説します
日時:各日13:30開始(30分程度)
10月22日(日) 終了しました
28日(土) 終了しました
11月 5日(日) 終了しました
11日(土) 終了しました
19日(日) 終了しました
25日(土) 終了しました
12月 3日(日) 終了しました
※事前予約不要・特別展チケットが必要
ハロウィンナイトミュージアム
※終了しました
ナイトミュージアム用のチケットの事前購入が必要
日時:10月28日(土)18:00~20:00
チケット購入方法:セブンチケットでお求めください(セブンコード 102-918)
料金:
料金 | |
大人 (18歳以上) | 1,000円 |
子ども(小学生~18歳未満) | 500円 |
未就学児 | 無 料 |
※ 減免について(手帳等をお持ちの方)
下記の手帳等をご提示いただければ、無料でご覧いただけます。
館内サービスカウンターにお申し出ください。
(ア)身体障害者手帳をお持ちの方(1級~4級 : 本人と付き添いの方1名、5~6級 : 本人のみ)
(イ)療育手帳をお持ちの方(本人と付き添いの方1名)
(ウ)精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方(本人と付き添いの方1名)
布のギャラリートーク&ワークショップ
①「繭からどうやって糸になるの?見てみよう・やってみよう 座繰りの実演・体験」
日時:11月 3 日(金・祝)10:30~11:30、13:30~14:30 終了しました
場所:特別展会場内
※事前予約不要・特別展のチケットが必要
②「ハギレでオリジナルのしおりを作ろう!」 終了しました
日時:11月23日(木・祝)
場所:特別展会場内
ギャラリートーク:13:00~13:30
ワークショップ:13:45~15:00
※事前予約不要・特別展のチケットが必要
ワークショップは当日13:30より特別展会場入口にて受付、先着50名様限定